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Rosa†Antica(ロサ・アンティカ) - アンティーク・レトロ雑貨店店主、女優、人形作家、由良瓏砂のブログ

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09

21

01:25
Fri
2018

No.0192

玩具館 三隣亡 in 愛媛県 [萬翠荘]

年に2回ほど開催される、お馴染みグループ展「玩具館 三隣亡」。
今回は愛媛県松山市にある洋館「萬翠荘」にて開催されます。
萬翠荘は何と、国指定重要文化財!
三隣亡、そんなところで開催してしまって大丈夫でしょうか・・・。
一抹の不安を感じつつも、私にとって四国は未踏の地。
搬入にかこつけて10/9、10と松山に行って参ります。
大阪、群馬、松山と、三隣亡のお陰で地方での展示を経験させて頂いておりますが、展示するだけでなく何とか売上に繋げたいものです・・・。
参加者の渋谷尚代さんのウルトラバロックなアトリエに伺うのも楽しみでなりません。
レポートもどうぞお楽しみになさって下さいね!



**********
『玩具館三隣亡』は、きまぐれにほんのひと時だけ舞い降りてくる不思議なお店です。
綺麗なもの、楽しいもの、妖しいもの、奇妙なもの、夢と現の境から溢れてきたものたちが、皆さまにお逢いしたくて、わくわくしながら、お待ちしています。
玩具館へようこそ!!  石神茉莉



参加者

edalab.(植物オブジェ、花面)
feel.b.mico(ワイヤーアート)
Witch’s Medicine(シーグラスとワイヤーアクセサリー)
玉置千春(Doll)
由良瓏砂(Doll オブジェ)
Tina(ワンピース)
銀狐久(Doll)
高橋汐(Doll)
渋谷尚代(フェルトオブジェ)
村山拓人(キャンドルスタンド)
遠山涼音(Doll)
凱留狗工房(豆本)
LACEROCKER♡SHO-KO (レース)
野網克美(フレームアート)
今大路智枝子(メヘンディ・ジャグアタトゥー)
るるい宴(クトゥルー神話雑貨)
永福千秋(マクラメジュエリー)
池田祐美(Doll)
Hds(タロット占い)
瞳硝子(マクラメジュエリー、ガラス)

アドバイザー 石神茉莉

萬翠荘
〒790-0001 愛媛県松山市一番町3-3-7
089-921-3711

期間 2018年10月10日(水)〜21日(日) 9:00〜18:00

同時開催楽習フォーラム会員による体験会もあります。
http://www.gakusyu-forum.net/topics/topics_524/index.html

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09

14

22:25
Fri
2018

No.0191

過剰と欠如

先日、マンタムさんの住居兼倉庫の片付けの手伝いに行って来ました。
近々引越しをしなければならず、それに先立ってほぼゴミと化している古物の堆積の片付けと移動をしないといけないのですが、掃除が本当に嫌いらしく鬱々としているのを見兼ねたのです。
マンタムさんの住居の凄惨さは、かねがね噂には聞いていました。
都築響一氏が取材に来たものの、ベッドの上にしか居場所がなかっただとか、部屋の中でも上履きが必要だとか。



当日は朝に小田急線の駅前で待ち合わせたのですが、色々あってマンタム邸に到着したのは午後になってから。
建物は家というか完全に倉庫でした。
上履きに履き替えるようにとの指示もなく、靴のまま上がりました。
住居の2階に上がるには足場を確保しないといけないくらい危険な状態でしたので、靴のままで正解だったと思います。
ちなみに1階は、入口付近のものを撤去しないと中に入れなさそうな感じでした。
倉庫は倉庫でも廃墟、それも災害に遭って人が住まなくなり10年位経っているような雰囲気のところです。
仮にも古物の師匠なので、そう酷いことは言わずにおきますが、控え目に言って人間の住むようなところではありませんでした。
2階も同様でしたが、荒れ果てた園場所には似つかわしくない位に毛並みの美しい2匹の猫が、壁際のベッドの上に寝そべっていました。
ルリさんと長次郎です。
あまりこちらに関心を示さないルリさんに引き換え、誰にでも懐くという黒猫の長次郎は私を熱烈歓迎してくれました。



それから数時間、蚊に悩まされつつ屋外にて作業。
バイト代は、発掘されたものの中から好きなものを何でも。

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帰り際。これでも作業は進んだのです。



帰りにマンタムさんが、ファミレスで晩御飯をご馳走してくれました。
つい前置きが長くなりましたが、この記事のメインはそこでの会話です。

マンタムさんは、私がこの先どのような活動をしていくといい、というアドバイスを度々下さるのですが、この日も私が「余り知られていないけど良いと思うものを世の中に紹介したい。人と人を繋ぐのも向いていると思う」というような話をしていると、「これ良いから見て下さい、だけでは、そこで終わってしまう。体系立てていかないと」と言われました。
また、「瓏砂のやりたいことの世界観とか雰囲気は分かるが、具体的な形が見えない」とも。
なるほど、そうだと思います。
よく私は自分の作品を説明するのに「神秘主義的」という言葉を使います。
カトリックである自分としては腑に落ちる表現なので使いたくなるのですが、神秘主義とは何かというと「神との合一」です。
つまり自己の内的体験なのです。
しかし表現活動は、自分と世界との結びつきですから、神秘主義という言葉で分かってもらいにくいのは当然です。

それなら、活動を説明する言葉として何が適切だろう、と考えていて、ふと「過剰と欠如」という言葉が思い浮かびました。
言ってみれば「陰陽」と同じものかも知れません。
更に突き詰めれば、適材適所の考え方です。
私は、人間は誰しも一番相応しい場所に置かれれば輝くものだと思っています。
過剰なもの、欠如したもの、など一般的な尺度からはみ出したものを、排除するのでなく受け容れることのできる社会。
それを実現するのに一役買うことができれば、私の活動にも些かなりと意味があると言えるのではないでしょうか。

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09

12

23:05
Wed
2018

No.0190

おひさまのしずく 森のしずく

以前、イベントで共演させて頂いた(こちら参照)、全盲のシンガーソングライター佐藤ひらりさんのお母様、佐藤絵美さんより、メッセージを頂きました。
「おひさまのしずく」「森のしずく」という、無添加消臭スプレーの販路を探していらっしゃるそうです。
もしご興味ある方いらしたら、是非ご協力をお願い致します。



以下、佐藤絵美さんからのメッセージです。
***********
弊社オフィスMAZEKOZEにてオリジナル商品ができました。
新潟県阿賀野市の障害者施設で作っている、無添加の消臭スプレーです。
アレルギーテスト済みで、赤ちゃん、お年寄りにも安心です。
障害者の賃金を上げたいです。
販路を探しています。
お店に置いていただき、良さを伝えていただける方や私たちだけでは繋がれないところに、どんどん行きたいです!
1本の購入、口コミ…なんでもご協力いただけると、ありがたいです。
***********
ひらりさんの歌声も素晴らしいので、良かったら聴いてみて下さいね!
ロサ・アンティカでオルゴールを扱っているのもあり、私は「なくしたオルゴール」がとても好きです♪

佐藤ひらり 「なないろの夢」
佐藤ひらり 「なくしたオルゴール」(アルバム『こころのうた』より)」
佐藤ひらり 「算数いらないうた」(アルバム『こころのうた』より)



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09

05

00:06
Wed
2018

No.0189

旅先で読む本

遅い夏休みとして、今月半ばに軽井沢に一泊旅行に行く予定です。
軽井沢は、子供の頃から何度も行ったことがある土地です。
それを何故また敢えて行くのかというと、アルバイト先の保養施設があり、1泊1000円で泊まれるというのです。
短い日程ですし大してのんびりできるとも思えませんが、できれば万平ホテルのラウンジあたりでゆっくり本を開きたい。
そう思い、何を持っていこうかと考え始めました。

先日の舞台では、作中に沢山のイヤミス、つまり後味の悪いミステリのタイトルが登場しました。
できれば稽古中に読みたかったのですがなかなかそんな時間も取れず、舞台が終わった今になって、真梨幸子や新堂冬樹、誉田哲也などを取り寄せています。
しかし考えてみれば、何も爽やかな高原のテラスやクラシックホテルのラウンジで、嫌な気分になることもないではないですか。
同じミステリなら軽井沢らしく内田康夫と行きたいところですが、生憎手元にありません。

軽井沢といえば横溝正史の「仮面舞踏会」が有名ですが、私は「呪いの塔」に登場する立体迷路「バベルの塔」にとても惹かれたものです。
バベルの塔が実在したら、絶対に行っていたと思います。
今回はまだ未訪の軽井沢現代美術館に行こうと思っているのですが、展示は何をやっているのかとサイトを見てみると、運のいいことに荒川修作展を開催中です。
荒川修作とマドリン・ギンズの「養老天命反転地」も、何年も前から行きたいと思いながら行けていない場所ですが、横溝描く「バベルの塔」にどことなく通じる部分があるかも知れません。

話が逸れました。
岸田國士の「浅間山」「泉」なども、軽井沢が舞台の作品として印象に残っています。
ただ、岸田國士にしても堀辰雄にしても、今は青空文庫で読めてしまうのですよね。
わざわざ持っていくのであればもっと普段目にする機会の少ないもの・・・でも哲学書などだと気楽に読むには敷居が高いし、もうちょっと平易なもの・・・と考えていて、大好きな作家であるヘルマン・ヘッセに思い至りました。
ヘッセでまだ未読の作品が家にあったはず。「ガラス玉演戯」などどうだろう。
考えれば考える程、名案のような気がしてきました。
そういえばガラス玉演戯ってお店なかったかしら、と調べてみたら、ありました。
昔国立に「ガラス玉遊戯」という喫茶店があったのですが、それが改名して「FLOWERS 」になり、更に現在「名曲喫茶 月草」になっているとのこと。
それを知り驚きました。「名曲喫茶 月草」は、以前から私が愛好している国立にあるブランド「SERAPHIM」のデザイナー中元さんのお勧めのお店だったからです。

つい先日、お友達の創作ユニット「ガラスの小鳥社」の活動16年目を記念した展示がSERAPHIMさんであり、残念ながら展示には間に合わなかったのですが、記念パーティにお邪魔してきました。
パーティで中元さんとお話し、近々SERAPHIMさんにも久しぶりにお邪魔したい、「レトロ喫茶東京」の取材も兼ねて月草さんにも伺いたいと思っていたのです。
こうやってどんどん興味のあるものごとが繋がっていくのは、とても面白いなと思います。
SERAPHIMさんやガラスの小鳥社さんとの思い出も、沢山あります。いずれお話できる機会があればと思います。
軽井沢では何と出会えるのでしょう。今から楽しみです。


「ガラスの小鳥社 波打際」展記念パーティのお土産と、ビンゴの景品。
特製CDは永井幽蘭嬢によるもの。(ビンゴの景品の王冠ブローチも)





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08

31

00:19
Fri
2018

No.0188

「罪の滴り」解読編・後編

前・中編では作品の内容について触れましたが、今回は私が作品にどう向き合ってきたかの記録です。

私が今回「罪の滴り」で与えられた役は、イワオのアニマの片割れ、イズミ。
天使にしろ幽霊にしろイワオの妄想もしくは幻覚にしろ、人間でないこの役は私に合っていたのか、かなり悩みどころの少ない役でした。
お芝居というのは、人間同士のやり取りから生み出される感情や感覚のせめぎあいだの、関係性の変化だのを見せるものです。
しかし、天使とか幽霊というのは一方的に影響を与える側の存在で、相手から動かされるということはあまりありません。
(作品によってはあるかもしれませんが)
私たちへの演技指導は、稽古の初期段階での「台詞を相手にかけるな」など数点のみに留まりました。
また、イズミはホムラの後についていく役回りだったので、出や台詞のタイミング等、すべて相方の松岡規子さんにおんぶにだっこでした。
更に言うと、私は今まで団体の主宰として作・演出と出演を兼ねることがほとんどだったのですが、出演だけの場合に比べて数倍のタスクを抱えることになり、毎回ひどく大変な思いをしていました。
役のことだけを考えていればいいなんて、まるで夢のように恵まれた状態だと、感動さえ覚えたものでした。
しかも私の役は台詞量も多くはなく、覚える努力すら必要ないくらいだったのです。
ですので、ひたすら役に向き合うことができました。

役のプロフィールを作るにあたり、イズミの場合重要なことは「どうやってイワオに殺されたか」(これは初期段階で野中氏にも聞かれました)、「イワオとの関係」「イワオに対する感情」この辺りかと思いました。
以下の内容は、完全に私の妄想です。

殺され方に関しては、そう難しくありません。
イワオは自分の作中の殺人犯にシンクロしないと書けないのですから、過去に書いた二作のミステリのうち、一作目の時にホムラ、二作目の時にイズミを殺している筈です。
カスミの台詞によれば、二作目の「獣事件」で被害者は滅多刺しにされて殺されている。
従ってイズミの死因は、刃物による刺殺。
死体は、以前から敷地が解放されていたこの古民家の庭に埋められた。だからイワオは発覚を恐れ、印税でこの家を買い取った・・・。
「獣事件」が描かれている「カインの末裔」は、タロットの解釈違いに端を発した殺人事件を題材にしています。
イワオはこの作品の取材の為、トート・タロットを使用する占い師でメンタリストでもあるイズミの元を訪れます。
イズミと何度か接触するうちに、第一の殺人のことで苦しんでいたイワオは、イズミに救いを求めはじめます。
しかし占い師として、人間の暗部を見過ぎていたイズミは、人間嫌悪が高じて死を望んでおり、イワオをたぶらかして自分を殺させるのです。
この魔性の人物造型は、ホムラとイズミがからかうような台詞を言い合うシーンで野中氏から「小悪魔的に」と指導が入ったことで思いつきました。
死後は非常に安らかな境地に至り、イズミはイワオに対する感謝の念と共に、自分を殺させた後ろめたさも持っていて、ホムラと共に永遠の安らぎの中へとイワオを誘おうとしています。

稽古は7月から週5日で、本番の週は毎日ありました。
ただし、稽古期間中全く順調だったかというと、そうでもありませんでした。
一度夏風邪をひき、38度以上の高熱が出ました。
幸い熱は一晩で治まったものの、一度かかってから度々再発するようになった咳喘息の兆候が。
稽古中発作が出たことも何度かありました。
直前まで薬を飲んでいましたが、何とか本番までには回復することができてほっとしました。
日頃の節制がものをいったと思います。

貴重な機会を下さった野中氏をはじめ、この公演に関わった全ての方に感謝を捧げます。


打ち上げで。撮影:野中友博氏



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