Rosa†Antica(ロサ・アンティカ) - アンティーク・レトロ雑貨店の商品紹介など

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2016

No.012

骨董品の価値と価格

古物や骨董品の価格基準は、あってないようなものだと言われます。
では、価格が何で決まるのかというと、需要と供給のバランス、そして個人の価値観です。
一応相場はありますので、そこから大きく外れることはあまりないのですが、相場を知らない・気にしないお店からや、フリマやオークションなどで個人から購入することにより「掘り出し物」が見つかる可能性が生まれます。
ちなみに古物や骨董品には、偽のサインを入れたり刻印を押したり鑑定書を付けたりした、あからさまな贋作というものも存在しますが、何もなければ「○○風」ということでそれなりに商品が流通してしまうのも、この世界の面白いところです。
自分がその品物に対してどれだけの金額を払いたいか、がすべてですので、値段交渉の醍醐味もそこにあると思います。
外国のお客様には欲しいものに対する熱意が凄い方が多いので、こちらが根負けしてしまうこともしばしばです。
自分が欲しいと思えるものを、払いたい金額かそれ以下で手に入れることができたなら、その品物の市場価格がどうであれ、それは自分にとっての「掘り出し物」でしょう。

一方、欲しいかどうかは別として、希少なものを市場価格より遥かに安く入手できたら、それこそ「掘り出し物」ですが、まあそんなに良くあることではありません。
とはいえ、目利きの集まる古物市場でも、何万かで落札した掛け軸がサザビーズで何千万だかになったという話を聞きました。夢のある話ではありませんか。
私はというと、今まで貰ったり拾ったりしたもの以外の単品で最も「化けた」ものは、仕入れ値の320倍になりましたが、いかんせん仕入れ値が100円以下でしたので大したことはありません。

自分にとっての掘り出し物と言えたのは、露天の骨董市で見つけた銅版画。中央奥にモーセの十戒の石板、その手前に聖ペトロと聖パウロ、前面にアダムとイヴ、列柱に囲まれた広場にずらりと並んだ聖書の登場人物たち、という壮観な図柄。マットもなしで適当な額に入れられ、値段は1000円でした。
調べてみたところ、18世紀ドイツ・アウグスブルクのKlauber兄弟の作品と分かりました。オリジナルプリントかどうかは不明ですが、日本であまり出回っているものでないのは確かです。
手放すのも惜しい気がして部屋に飾っていましたが、銅版画をやっている友人に請われてお譲りしました。
少し残念ではありますが、愛好家の手に渡って良かったと思っています。



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