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Rosa†Antica(ロサ・アンティカ) - アンティーク・レトロ雑貨店店主、女優、人形作家、由良瓏砂のブログ

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16

23:44
Tue
2018

No.0198

玩具館 三隣亡 in 萬翠荘 搬入記

玩具館 三隣亡展が今回、愛媛県松山市で開催されることになった裏には、松山在住の人形作家・池田祐美さんの尽力がありました。
清水真理さんの人形教室の生徒さんだった池田さんと初めて展示でご一緒した時、ほぼ等身大のケンタウロスの人形を出展していたのに驚かされました。
その後もダイナミックな人形を創り続け、その為に溶接を習得するなど、アクティブさに圧倒されるばかりでした。
三隣亡代表の瞳硝子さんがまた、稀に見るアクティブな女性で、これまでも東京のみならず大阪、京都、群馬など様々な場所に「玩具館 三隣亡」を開いてきたのです。
この国指定の重要文化財である美しい建築物、萬翠荘での展示が実現したのも、このお二人の力があってこそでしょう。
私も何度か参加させて頂き、クトゥルフ神話風標本のシリーズが好評を博していました。
私は以前から蠟という素材に興味があり、イタリアや日本のアンティーク市でワックスドールを入手したりもしました。
製法を研究しようと思ったこともあるのですが、まだ人形の素材にするには至っていません。
が、今回蠟で標本風の作品を作ってみたらどうだろう、と思い立ち、ボックスアート作品を作成しました。

搬入日は10月9日。一ヶ月以上前から、相方に松山行きの飛行機を手配してもらいました。
直前までアンティークフェアがあったので、搬入準備は前日の8日のみ。
作品の最終仕上げをし、金具を付けて紐をかけ、物販の袋詰めをし、キャプションを刷ったり納品書を書いたりと作業しているうちに、出発の時間になりました。
始発の列車に乗って成田空港へ。
チェックインはWEBで済ませていましたし、作品も手荷物で持ち込めるので、後は飛行機に乗るだけです。

ここで間違いが起こりました。お腹が空いたという相方に、私も電車で酔って休みたいのでフードコートで朝食でも摂ろう、と提案してしまったのです。
最近、色々な準備などをギリギリで間に合わせるのに慣れてしまっていて、隙ができていたのだと思います。
荷物検査のゲートを通ったのが搭乗時間の5分前くらい。そこを出てやっと、搭乗ゲートまでまだかなり距離があることに気付いて走ったのですが、後の祭りでした。
搭乗口に着いた時には、もうゲートは閉まっていました。

航空会社のカウンターに引き返し、乗り遅れたと告げると、追加料金5000円で振替可能とのこと。
ほっとしてカウンター前の列に並びましたが、調べてもらったところ、当日の便に空席はなく、翌日の同じ便になるとのことでした。
一旦諦めてカウンターを離れ、他の交通手段を調べました。
しかし、バスも列車も時間もお金も掛かり過ぎて、現実的ではありません。
相方は、「行くのは諦めて帰りの飛行機とホテルはキャンセルし、荷物は宅配便で送ろう」と言います。
取り敢えず電話でホテルをキャンセル。有難いことに係の方の計らいで、当日キャンセル料を不要にして頂けました。
しかし、本当なら搬入作業を手伝いに行く筈のところ、自分のミスで間に合わなかったからといって、送りますので後は宜しく、というのは余りにも無責任ではありませんか。
三隣亡展の飾り付けは大変な作業です。参加者も多ければ点数も多い。増してや今回はいつものギャラリーではなく、広い洋館の一室です。
搬入日に間に合わないのは申し訳ないけれど、明日は初日。
考えてみたら明日の同じ便で行けば、作品到着は3時間程の遅れで済むし、当日の便で帰れるので帰りの飛行機のキャンセルも不要です。
それにもしかすると今日の便のキャンセルもあるかも、と僅かな望みに縋ってもう一度カウンターへ。
「キャンセルというのは無いんです」カウンターの男性はけんもほろろ。
こうなったら、と相方に必死に「明日の振り替えでいい?」と頼み込み、翌日の便に振り替えてもらいました。



つい先日、noteで「羽田と成田を間違えたけど間に合った話」というのを読んだばかりで、大変だなあと他人事のように思っていた私。
まさか自分にこんなことが起こるとは・・・。
先月の軽井沢行きの時にバスに乗り遅れたけれど、あれはまだ自分の不手際ではなかった。
でも今回は完全に自分のミスです。凹みました。
家に帰りつくと、今朝家を出てから6時間が経過していました。
片道2時間弱。遠いです。
少し寝て、それから現地でするつもりだった作業をしたりして、大して休む暇も無く、翌朝同じルートで再び成田空港へ。
今度はさすがに二人とも油断せず、無事飛行機に乗り込みました。

窓際の席で、地上の眺めが綺麗だなあと思いながらも殆ど寝ていました。
相方は雲の上の写真を何枚も撮っていたみたいです。
1時間少しで松山空港に到着。小雨が降っていました。
リムジンバスに乗り、萬翠荘近くのバス停で降ります。
Googleマップを頼りに高台への道を辿ると、程なくして見えてきたフランス式の洋館。感無量とはこのことでしょうか。



既に観光客でざわつく入口を通り抜け、三隣亡メンバーへの挨拶もそこそこに会場に入りました。
明るい光の差し込む手前の部屋はワークショップもできるスペースになっています。

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展示室は素晴らしく、その空間を埋め尽くす皆の作品は更に素晴らしいものでした。

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でも、感激に浸っている余裕はありません。
スペースを空けてもらって4点の作品を飾りつけ。
物販用の小物やアクセサリなども設置して、漸く緊張の糸がほぐれました。

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萬翠荘の敷地内には、夏目漱石が下宿していた小料理屋「愛松亭」跡地に建てられた喫茶店「漱石珈琲店 愛松亭」があります。
お腹も空いたので、通りがかりに見かけたその店へ、行ってみることにしました。

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レトロモダンですっきりした店内には、漱石の書籍なども飾られています。

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メニューにはうどんにピザ、パンケーキやパフェなどの写真が載っています。
二人とも、じゃこ天うどんを頼みました。

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関西風なのか、とても薄目の澄んだ汁にもっちりしたうどん。
じゃこ天は素朴ながら、噛むと魚の旨みが凝縮されています。
そのうち三隣亡メンバーも何人かやって来ました。
食事を終え、デザートに坊ちゃん団子を頂きました。

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窓の外の緑を眺めてくつろぎながら、大分トラブルはあったけれども来られて良かった、と心の底から思いました。

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