Rosa†Antica(ロサ・アンティカ) - アンティーク・レトロ雑貨店の商品紹介など

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05

17

23:53
Wed
2017

No.088

日本刀の会4レポート

喫茶茶会記での開催は初めてでしたが、通算で4回目となる日本刀の会が、15日に開催されました。
折り良くゲストのハフリーヌさんのご友人が三本杉の脇差を入手されたとのことで、そのお披露目のような形での開催となりました。
三島由紀夫自決の際介錯に使われたのが、三本杉の「関の孫六」ということで、三島の「英霊の聲」の抜粋も朗読することに。
実は以前にもハフリーヌさんが「英霊の聲」を写筆し朗読されたことがあるのですが、今回は私が読ませて頂くことになり、ハフリーヌさんは作品にも登場する石笛を吹いて下さることになりました。
三本杉の脇差、持ってみたところ思いの他ずっしりしており、三本杉の刃紋はなるほど美しく浮かび上がっておりました。
他には私の所持している尾州兼光の短刀と、ハフリーヌさんの銘「統行」の脇差が集まりました。



「英霊の聲」は神降ろしの儀式を行う「帰神の会」である時、二・二六事件の青年将校たちと、神風特攻隊の隊員たちの霊が降りてきて霊媒師の青年に憑き、その呪詛の力で青年が取り殺されてしまうという小説ですが、英霊たちの呪詛の中で祝詞風の箇所を抜き出して朗読しました。
帰神の法には正式には審神者、霊媒たる神主、琴師がいるのだが、「帰神の会」では琴師を廃して審神者自ら自然に穴の開いた自然石である石笛を吹く方法を取り、石笛は心魂を揺るがすような神々しい響きを持っている、というのが小説内の描写です。
ハフリーヌさんがお持ちの石笛は瑪瑙で、オレンジがかった丸い形のものと黄灰色の半透明のものの二種類。

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小机に白鞘を払った脇差を刀身をこちらに向けて据え、ハフリーヌさんの石笛を合図に朗読を開始。
本当に何かが降りてきたらどうしよう、という緊張感の中、無事に朗読を終えることができました。

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その後はハフリーヌさんによる作品解説。三島由紀夫のことだけでなく、神道や陰陽道、霊学にまで話は及び、大変有意義な集いとなりました。
打ち合わせに来られていたミュージシャンの中に龍笛や篠笛、アイリッシュフルートをお持ちの笛の奏者がおられ、石笛に大変興味を持たれていたので招じ入れたところ、一生懸命吹いておられましたが、かなり音を出すのが難しそうでした。

日本刀の会は何故だか毎回参加人数が少ないので、勿体無いなと思いながらいつも集まった刀剣や武器を鑑賞しているのですが、今回三本杉をお持ち下さった方に「打刀が欲しいけれどどういう基準で選んだら良いか分からなくて」とお話していましたら、「手に取った時にこれを買うべきだ、って直感するんですよ」と仰っていたので、他のものにも増して人との相性が重要なものなのかも知れません。
鑑賞されるだけの博物館の中の刀剣と違い、実際に手に取れる訳ですから、刀の方でもおいそれと触れられまいと思っているのかも知れませんね。

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05

11

01:45
Thu
2017

No.087

香りに癒されるアロマワックスバー

風が薫り、新緑が眩しい爽やかな季節になってきましたね。
私の住むマンションの隣の学校では、敷地を囲むフェンスに2種類のジャスミンを絡ませていて、この季節になると得も言われぬ香気が漂い、幸福な気分に包まれます。
晴れた日に写真を撮りたいと思っているうち、気付いたら花が色褪せてきてしまい、頑張って早起きするのだったと残念でなりません。
また、向かいにある公園には薔薇の植え込みやアーチがあり、もう少しするとピンクの可憐な花の下を潜ってお出かけすることができるようになるのです。

今はすっかり寂れてしまった我が家のベランダ。一時期はオールドローズやジャスミン、トケイソウ、ハーブなどお気に入りの植物を植え、休日にはベランダで朝食を採ることもありました。
香り高い植物、蔓性の植物、青い花を咲かせる植物などが、私の好きな植物たちです。

最近注目を浴びているアロマグッズに、アロマワックスバーがあります。
簡単に言うと、火を点けずに楽しむキャンドル。ナッツやドライフルーツを散りばめたチョコレート、マンディアンのような見た目も美しく、香りも楽しめ、溶けて無くなることもないと良いことずくめ。
前々から作ってみたかったのですが、最近材料を沢山入手したので、挑戦してみました。
色とりどりの花材を上に散らして作っている方が多いのですが、私は敢えてアンティークな材料を多用し、乗せるだけでなくワックスの中に半ば沈めるような形で作っています。


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minneでも販売中。私のページはこちらになります。
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05

03

07:35
Wed
2017

No.086

ク・リトルリトル・ショップ・オブ・ホラーズ出演&出展

当日になってしまいましたが、名古屋にて開催されるクトゥルフイベントに出演&出店します!
イベントに合わせて龍龖龘𪚥(豚蛇)氏作「妖神乱舞」朗読CD発売!!
美麗な文で綴られたクトゥルー神話巻物『妖神乱舞』 全63柱分の詩を由良瓏砂が読み上げる。


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ク・リトルリトル・ショップ・オブ・ホラーズ

正しき位置に星辰が集いし時、BiblioManiaにて彼の邪神達が再臨する….
クトゥルフ神話関連の創作物のセレクトショップ(同人誌、グッズ、他)&ゲーム試遊会など毎日イベント三昧! の予定。

日時:5/3(水)~7(日) 13時~20時(最終日18時終了)
会場:特殊書店ビブリオマニア
〒460-0008 愛知県名古屋市中区栄4-14-16 ミワビル2階 Bibliomania

【参加作家&パフォーマー】
甚だ夜に
しゅたいなー
豚蛇
to
るるた
koti
トウマシキ
さくらでんぶ
つゆだく邪神丼
ヨシツゴ キヨシ
らくだ屋
魚乃ミユキ
由良瓏砂


5/3(水) 「ナイアーラトテップ」「妖神乱舞」
YScompany 所属の女優でMONT☆SUCHT主催の由良瓏砂氏による朗読。
HPラブクラフトの短編小説「ナイアーラトテップ」
及び出展作家・豚蛇氏のオリジナル作品「妖神乱舞」の二本立て。

演者:由良瓏砂 
開場18:30 19:00開始 入場料1000円  
    
5/6(土) クトゥルフ・マジックショー
短編小説「ナイアーラトテップ」を再現したイベント「無貌祭祀」にて、
マジック界と狂信者に衝撃を与えたマジシャン・彩のステージ三度!
魔術の再現を謳い、心理的マジックと催眠を駆使したショーは、マジックの概念を覆せるかも。

演者:彩
開場18:30 19:00開始 入場料1000円  

(上記イベント時間中は店舗の営業を終了しておりますのでご了承ください。)  

5/4(木)、5(金) ラブクラフトレター試遊会
人気ゲーム「ラブレター」のクトゥルフアレンジゲーム、「ラヴクラフトレター」の試遊を開催。
遊んだ後は店頭での購入もできますッ!
  
5/7(日) クトゥルフライブペイントッ!
有賀悟、甚だ夜に2名によるピックマンの様な名状し難きライブペイントが炸裂するッ!

http://www.tantramachine.com/coc/shop.html

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03

17

02:15
Fri
2017

No.075

文豪風カップ焼きそばの作り方

前回の続きです。
ライトノベルというのも定義の曖昧な言葉ですが、そう呼ばれている小説の中に「ビブリア古書堂の事件手帖」というシリーズがあります。
生まれ育った鎌倉の、大好きな場所である古書店が舞台で、魅力的な女性店主が登場するとあって以前から興味を持っていたのですが、少し前に一気読みしました。
本の虫の心をくすぐる、実在する書物についてのエピソードが満載。これで本好きの人が増えたらいいなあ、と思ったものです。

リレー小説は参加者が5名に増え、ハイペースで話が進んでいっていますが、渡したバトンを思いっきりぶん投げられたり、走るコースもスタイルもバラバラで実に面白い。
江戸川乱歩らが書いていたリレー小説なども、読んでみたくなりました。
完成したら何らかの形で発表できたらと思います。
そういえば一時期Twitterで「文豪風カップ焼きそばの作り方」というのが流行っていたことがあり、これは面白そうと何編か書いてみましたので、ご紹介します。
こういう遊びも、文学作品を身近に感じることが出来て面白いものです。
**********
<嶽本野ばら風>

ねぇ、僕達が美味しいカップ焼そばを作るには、他に一体どんなやり方があったのでしょうね。あの時君は包装フィルムを慎重に剥がすと、ちいさな袋を取り出し、少し首を傾げて僕の方を見ました。お湯はやかんの中で、静かに湯気を立てていました。
僕は君がかやくの袋を開けるのを手伝い、麺の上に振りかけました。
「ソースはまだいらない。それは湯切り後のものだ」
「何故、別々に入れるのですか?」
嗚呼、君の疑問に僕は答える術を持たなかったのです。
かやくとソースとは、カップ焼そばの中に存在する魂の双子なのです。君の主張を理解できるのは、世界でただ一人、僕だけでした。
僕はソースの袋を破り、君に向かってにっこり微笑むと、中身をすべてかやくの上に開けました。
僕は卑怯でした。君の笑顔が見たいばかりに、ソースの味の洗い流された焼そばを君と一緒に食べるという結果を招いてしまった。君は僕を許してくれますか。世界中が僕を非難しても、君は僕と分けあって食べる焼そばを、美味しいと言ってくれるでしょう。
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<ハワード・フィリップス・ラヴクラフト風>

即席炒麺の味覚


わたしがこのカップ焼きそばなるものについて、即席炒麺などという些か奇妙な名称をもって書き記すことを、読者諸氏には許してもらいたい。
その名称こそが、この名状し難き食物の特徴を、より一層適切に描き出せるらしく思われるからだ。
即席炒麺については、わたしが精読していた、古代の恐るべき秘密を今に伝える稀覯書の類――ダレット伯爵の『屍食教典儀』、ルードヴィッヒ・プリンの地獄めいた『妖蛆の秘密』、フォン・ユンツトの『無名祭祀書』、邪悪なる『エイボンの書』、それに狂えるアラブ人、アブドゥル・アルハズレッドの忌まわしき『ネクロノミコン』といった書物に記載がないことは、今さら言及するまでもない。


その四角い容器が、いつからわたしの部屋の一角に置かれていたのかは、定かではない。
突然、恐ろしい笛の音が鳴り響いた。時を超越した想像もおよばぬ無明の房室で、果てしなき魔王、盲目の白痴神アザトースの無聊を慰めるため、心を持たない無形の踊り子の吹き鳴らす呪われたフルートの音色を思わせるその音は、薬罐が湯の沸騰を告げ知らせるものだった。
焦燥に駆られ、わたしは容器の蓋をあけた。二つの袋が目に入った。鋸歯状の縁をもつ六センチメートル四方の袋の一つは透明で、中に少しばかりの乾燥した野菜屑と、得体の知れない茶色の塊が封じられていた。
もう一つの袋は鈍い銀色に輝いており、中の状態はまったく分からなかった。表面には小さな文字が書かれている。そのアルファベットは我々に馴染みのあるものだった。
しかし、何より悍ましいのは、その下に横たわった淡黄色の固まりだった。うねうねとした麺はおよそ人間の食するものとは思えぬほど絡まり、縺れ、干乾びていた。
この麺を目にするやわたしは当惑し、次に何をすべきか考えた。この麺は一体いつから、容器の中で自分を食べてくれる者を待ち続けていたのだろう。
気付くとわたしは体中に冷や汗をかき、部屋の中に佇んでいた。何が起こったのかはぼんやりとしか覚えていない。少なくともあれほどあった飢餓感は、消滅していた。


食料品店の前を通るたび、わたしは窓の向こうに目を凝らす。積み上げられた四角い容器の中に、あの忌まわしい淡黄色の固まりがひっそりと眠っているのが見える。
いつの日かわたしは再び、あの容器を手にすることになるのかも知れない。
その時こそ、神よ、身の毛もよだつような固まりが美味であるか、わたしに判断することが可能になるだろう。
**********
<稲垣足穂風>

作りかた

1
箱のフタを開けた 中から プラスティックの袋が出てきた
袋には緑色や黄色のカケラが入っていた
ヌードルの上にパラパラとかけると ポットの湯を注いだ
「あちちち」中から声がした 自分は素早くフタを閉めた

2
3分経ったのでフタを開けた 「ビシュ!」と音がして
屋根の上にほうり投げられた

3
部屋に戻ると 箱の中はからっぽだった
そこへ誰かやってきて 
「きみ、忘れものですよ」
とキラキラしたした粉をくれた
舐めてみるとソースの味がした
腹が減っていたので 全部食べてしまった

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02

28

01:51
Tue
2017

No.072

atelier Asphodel人形教室

A STORY TOKYO 新宿新南口店内で毎週金土の18~23時にダイニングカフェバー《哲学者の薔薇園》を営業しているのですが、そのお客様で独学で人形制作をしている方と、人形のワークショップが出来たら良いですね、というお話になりました。
私を木村龍さんの人形教室「いおぎい国天使商会」の講師だと思われていた方もいらっしゃるのですが、私が講師をしていたのは大分前のことになります。
天使商会をやめてからは自宅で少人数での教室を開催していたりしましたが、生徒さんの生活環境が変わって通えなくなったりということがあり、昨年くらいから教室は殆どやっていなかったのです。
でもやりたいというご要望があるのであれば何とか実現したいな、と思っております。
人形制作に興味があるという方には、とにかく一体作ってみては?とお勧めしています。
一回作ればあとは自分で何とかできるかもしれませんし、それでもう満足するかもしれない。
人形はその名の通りヒトガタですから、自分の分身のようなもので、完成した時の喜びは何ものにも代え難いのです。

最初に作ったお人形について、度々聞かれます。
私の場合、週一で教室に通い、持ち帰って家でも少しづつ作業をして、半年かかりました。
アンナ・カヴァンの「氷」「愛の渇き」に登場する少女をイメージした、髪も服も真っ白な子。
ちなみに真っ白な子は私の中で特別愛着があるらしく、この後も度々作っています。
そのお人形は神田須田町にあったギャラリー「デルタ・ミラージュ」での初めての展示で、当時は会社員だった現みうらじろうギャラリーの三浦氏にご購入頂きました。
奥様のお名前を付けられて、今も三浦氏のご自宅に飾られています。



こんな幸せなことばかりではなく、お譲りしたお人形が、持ち主が亡くなられて里帰りしたということもあります。
インターネットオークションで販売されている姿を目にしたことも・・・。
お人形にも、色々な運命があるのですね。
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《哲学者の薔薇園》at BAR A STORY TOKYO YOYOGI
毎週金・土 18:00-23:00
チャージ:1000円 メニュー:400円~

A STORY TOKYO 新宿新南口店
〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷5-32-6 大西ビル#505
TEL+FAX 03-5357-7529
※JR新宿駅新南口徒歩5分
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