Rosa†Antica(ロサ・アンティカ) - アンティーク・レトロ雑貨店店主、女優、人形作家、由良瓏砂のブログ

05« 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 »07
03

14

22:54
Wed
2018

No.0149

シアトリカル都市の記憶

私たちが以前《哲学者の薔薇園》を営業していたTARUHOのあった武蔵小山のコレクションハウスビルは、今はもう取り壊されて更地になってしまったそうなのですが、この建物がまだあった頃に記録として残しておきたいと思い、お世話になっている映像制作会社エクサ・インターナショナルの見市さん等に撮影して頂いた短編映画『マッチ箱劇場~箱宇宙~』。
昨年7月に完成して以来、幾つかの映画祭にエントリーしてきたのですが、この度短編映画上映会にて初お披露目という形になりました。
他の上演作品もいずれ劣らぬ魅力的な作品ばかりです。
是非ともご来場頂きますよう、お願い致します。

***********
短編映画上映会「シアトリカル都市の記憶」

都市の機能もしくは概念の一つとして挙げられる「劇場都市」。
その背景には、都市の持つ非日常性、行き交う人々の匿名性、などが存在する。
夜毎に演じられる煌びやかな、幻想的な、或いは猥雑な、暴力的な演目。
これらを映像で記録するとしたらどうだろう。
恰も都市の記憶を繋ぎ合わせたかのようなこれらの短編映画によって
劇場都市のプロフィールが浮かび上がる・・・。


上映日時:2018.4.7(sat)
上映開始時間 15:00~ 17:30~ 20:00~
※開場は各回30分前です

料金:前売1500円/当日1800円
会場:高円寺アンノウンシアター
東京都杉並区高円寺北2-21-6 レインボービル3F (JR高円寺駅北口から徒歩2分)
http://uk-theater.com/

上映作品:

『開花の舞』
2012年/color/3分
監督/脚本:樋口仁美
撮影/編集:西澤広夢
音楽:Zaiden
演出/助監督:大畠奈菜子
出演:大畠奈菜子 木原円 奥山すみ玲 他

古典的感性を映像の息吹で現代に蘇らせる新鋭映像作家・樋口仁美による、耽美的なショートムービー。島成園「無題」、ポーリーヌ・レアージュ著「O嬢の物語」、谷崎潤一郎「春琴抄」、阿部定事件を下敷きに、マゾヒズムという概念を隷属体質の特殊な人間の欲望ではなく、人間の欲望として普遍化を試みる。第二次米子映画事変にて特別賞受賞。


『太陽の形を見ようとしたシベリアの羊飼いはしまいには目を焼いた』
2009年/color/10分
監督:三浦モトム
原案:森川誠一郎
人形制作:由良瓏砂

ノイズ即興演奏を軸に精力的な活動を続ける三浦モトム記念すべき第一回監督作品

『( nemocnice ) 死を迎える夜に月を壊れた窓から覘く』
2016年/color/20分
監督/撮影:マンタム
編集:山崎スヨ
音楽:Y.D(夢中夢)

時間から見放されるという奇妙な病に取り憑かれた男が流されるまま過去や未来へと時間を彷徨う。 消えてしまう過去と未来の中で唯一の救いはナースのメルテビィだった。 男が最後に辿り着いたその刹那とは…


『shanghai flowers』
2008年/color/20分
監督:寺嶋真里
出演:mari 玲

“チャイニーズ・ゴス”をテーマにゴシック・クィーンの†Mari†と可憐な†玲† が、魅力いっぱい画面に登場!見目麗しい二人がこの世界を救う!


『キャタピラ』
1988年/8mm/color/33分
監督/撮影/編集/音楽/SE/美術:福居ショウジン
出演:西山かつみ 小暮英子 鬼塚タケシ 竹中カズキ 渡辺トミオ 福居ショウジン NARITA MIU

目まぐるしいカット割り、音の洪水はフィルム・サイズの枠を超えた『ピノキオ√964』の原点と言えるだろう。
主役は、元・犬山医院の西山かつみ。
伝説のバンド、リビドーのVo.故・NARITA MIU出演。


『マッチ箱劇場~箱宇宙~』
2017年/color/18分
原案:由良瓏砂 MONT★SUCHT

出演
ホタル:由良瓏砂
ギンガ:神崎悠雅
コハク:黒い瞳
マイカ:篠田紅子
キヨヒ:六野昴

監督:見市敏之
撮影:和田琢也
編集:木村豊
サウンドエンジニア:沖 圭太、伊与田麻理萌
スチール撮影:吉成行夫
人形操演:眞野トウヨウ
サンドアート製作:ElizABETH(サンドアートパフォーマンス集団SILT)
空間構成/オブジェ製作:マンタム

脚本/作中詩/人形制作:由良瓏砂
劇中歌:宮沢賢治「星めぐりの歌」
企画:MONT★SUCHT
制作:株式会社エクサインターナショナル

ロケ地:コレクションハウスビル、喫茶茶会記
協力:TARUHO、株式会社コレクションハウス インターナショナル、綜合藝術茶房 喫茶茶会記、YScompany

今は無き伝説のビルを舞台とし、稲垣足穂の世界観をモチーフに綴られる幻想的な物語。
月夜の散歩者、迷子の詩人ホタルはある晩、不思議な建物に迷い込む。どこまでも続く螺旋階段。途中の扉を開け、不思議なものを見る。



ランキング参加中。是非クリックお願いします!現在の順位も確認できます。



にほんブログ村
03

08

00:59
Thu
2018

No.0148

天津祝詞

先週末の楼蘭祭、盛況のうちに無事終了致しました。
古代楼の35、6周年、本当におめでとうございました。
会場のアトリエ第Q藝術は新しく綺麗で、キャラリーやカフェも併設された居心地の良い場所でした。
キャパ60人程の会場は人で溢れ、古代楼が多くの人に愛されているのだと実感しました。
そんなおめでたい催しに出演させて頂いて、オーナーの有賀眞澄さんには感謝するばかりです。
演目が終わってからご来場のお客様に「珍しいものを見せて頂きました。なんというジャンルのものなのですか?」と聞かれたので、祝詞と武術などを色々アレンジしました、とお答えしたのですが、折角なので演目の詳細を記しておこうと思います。

この日の演目はやはりおめでたい席なので、古代楼の繁栄を祈願するものにしようと、祝詞を探したところ、「天津祝詞」というものが見つかりました。
これは「大祓詞」の中で言及されているものの、その内容が分からず、江戸時代後期に平田篤胤が様々な禊祓の祝詞を研究成し編纂したものだということです。
以下に全文を揚げます。(読み方は省略します)

高天原に 神留坐す
神漏岐神漏美の 命以ちて

皇親神伊邪那岐の大神
筑紫の 日向の 橘の小門の 阿波岐原に

禊祓ひ 給ふ時に 生坐せる
祓戸の 大神等

諸々禍事罪穢を 祓へ給へ
清め 給へと 申す事の 由を

天つ神 地つ神
八百万神等共に

天の斑駒の耳振立て聞食せと 
畏み 畏みも 白す

八乙女珠輝さんという方が曲をつけたものがあったので、これを奏上し、それに合わせて相方が剣による演武を行ないました。
続けて私が杖術、いや普段使用している杖よりもっと太く長いものなので棒術と呼ぶのが正しいのかもしれませんが、とにかく棒による演武を。
最後に相方の二枚の布を使った踊りに合わせ、私が香を持って会場を浄める、という流れです。
衣装は棒術の時は赤い襦袢にしましたが、最初はもっと儀式に相応しくしたかったので、打掛に巫女さんが祭儀で用いるような冠を着ける事に。
冠は画像などを参考に、前夜に作成しました。



当日は開場後30分程経って人が大分集まってきた頃、眞澄さんによる切火に続けての俳句の朗誦が行なわれました。
続けて私たちのパフォーマンス。
そしてミュージシャン達による演奏と続き、途中セッションなども交え、宴は5時間程続きました。
眞澄さんや古代楼スタッフの手料理もケータリングのお料理も大変評判が良く、もちろんワインも沢山空けられ、終始和やかなムードでした。

DXcR8AqVoAY0UEa2.jpg

以前から、古代楼にご一緒しましょう、と約束を交わしている方が沢山いらっしゃるのですが、なかなか叶わずにおりますので、今の予定が一段落した暁には、きっと伺おうと思っております。

DXcOn4RUQAAAryy2.jpg

撮影して下さったのは大変お世話になっている、写真家の吉成行夫さん。
これは私のスマホの画像ですが、ご自分のカメラでも撮って下さいました。

ランキング参加中。是非クリックお願いします!現在の順位も確認できます。



にほんブログ村
02

28

16:56
Wed
2018

No.0147

楼蘭祭

祖師ヶ谷大蔵のバー、古代楼。
タブロー・光象体作家で定型詩人の有賀眞澄がオーナーを勤める、「最終酒場」の異名を持つお店です



楼蘭の美女の発見を記念して開店したというこのお店には数年前からお邪魔していて、年越しには必ずここに来ています。
お酒の飲めない私に貴腐ワインやシェリー、ポート、マデイラ、アイスなど酒精強化ワインの美味しさを教えてくれたお店で、有賀さんの作る創作料理も絶品なのです。

180228_0002.jpg
180228_0019.jpg

また、お互いの企画や展示に参加したりもしていて、2014年には森下スタジオにて「「連歌とパフォーマンス|ぬれのヒステリシス 影向(ようこう)の光と波(ことば)」というパフォーマンスをご一緒しました。
その古代楼が昨年35周年を迎えたそうなのですが、パーティなどをせずに済ませてしまったとのことで、今年36周年と併せてお祝いすることになりました。
私と相方の神崎悠雅も、祝詞と杖・剣の演舞、踊りによるパフォーマンスで、興を添えさせて頂きます。
以下、詳細となります。

***********
楼蘭祭

古代楼三十五、六周年記念パフォーマンスパーティ
虹のはふり―ドレスコード【無辺のエロス】
於:第Q藝術ホール
https://www.seijoatelierq.com/

二〇一八年三月四日(日)午後四時スタート五時間一本勝負
会費 前売 八阡圓/当日 壱萬圓(フリードリンク・フリーフード)

楼蘭の砂の掟をくれ染めて少女がままを頬打ってをる
酒肴そよそよそはそは君松虫のきりぎりす
おまへにどうぞあふり蝶 乙女ごころの梅もよい指に捻れて
匂やかに羽化登仙のししくしろ 黄泉の真珠は唯濡れて
夜は反復朝はあまがみする反射

出演

東秀明
白崎映美
星衛
秋山登志男
武井よしみち
由良瓏砂
神崎悠雅

会場/第Q藝術ホール
〒157-0066 東京都世田谷区成城2丁目38−16
TEL:03-6874-7739
成城学園前より徒歩2分

問合先/古代楼
TEL:03-3483-2142

r_s2.jpg

ランキング参加中。是非クリックお願いします!現在の順位も確認できます。



にほんブログ村
01

26

00:39
Fri
2018

No.0141

光零るる薔薇の会

昨日は月に一度の声優・野村道子さんによる、朗読レッスンの日でした。
銀座オプティミストのまちさんにご紹介頂き、通い始めたのですが、一度他の方が誰も来られずに個人レッスンになってしまい、忙しい道子さんの時間を独占する申し訳なさに責任を感じて、声優や俳優、声優志望の友人知人に声をかけて再始動したのが去年の秋。
道子さんが会の名前をつけましょう、と仰られ、私が自分の名前にラテン語の「薔薇」と付けていてカフェバーの名前などにも薔薇を使っていることもあり、北原白秋の「薔薇二曲」から取って「光零るる薔薇の会」としました。
朗読テキストは今のところ谷崎潤一郎や皆川博子などを使用しています。

何度かのレッスンを経て、半年後くらいに発表会をしましょうか、という話になり、現在作品選びを熟考中です。
私も随分沢山の作品を朗読してきましたが、読んで面白いお話が必ずしも朗読して、もしくは聞いて面白い訳ではないのも難しいところですね。
また道子さんによれば、話自体が面白い作品と、演者の個性に委ねられる作品とがあるそうです。
私が提案した坂口安吾の作品は、面白いと好評でした。
大倉燁子も良いのですが、昔の作品ばかりというのも何なので、権利関係をクリアできる現代作品も探し中です。

あとは参加メンバーです。
月に一度のこととはいえ、なかなか参加者が揃わないのが悩みどころ。
こちらから声を掛けてしまうと本当にやりたい人が集まらないのかな、とも思ったのですが、広く募集してしまうとそれはそれで希望者が殺到してしまう可能性も無きにしも有らず・・・。
不安もありつつ、これからどうなるのかとても楽しみでもあります。
もし本気で朗読に取り組みたい方いらしたら、こっそりご連絡下さいね(笑)。

ランキング参加中。是非クリックお願いします!現在の順位も確認できます。



にほんブログ村
12

13

21:45
Wed
2017

No.0132

螺旋楽奏会

先日スパイラルホールで開催された「ぶどうのことば」盛況のうちに終了致しました。
何しろ試飲5杯付きのチケット3000円というのでかなりのお値打ち価格、出演者のお客様はそこから更に割引あり。
ということでお客様方がとても陽気で楽しそうだったのが印象的でした。

そして有月さんのドローイングを衣服に仕立てたDRAGON & RAKANのショーも、大変好評でした。
音楽と映像を担当したのは、元モントザハトメンバーの田島さん。
宇宙を思わせる神秘的な音と、ドローイングの映像に乗せて、絵を着るというコンセプトのショーが行われました。
私は着物を着用させて頂いたのですが、オーガンジーの布を被布のように被って登場し、先端でぱっと投げ捨てたところ、まるでお芝居を見ている様だったとの嬉しいご感想を頂きました。
実はこれ、映画「魔界転生」の麻生久美子さん演じるクララお品の登場シーンをヒントにした演出です。
本当は最後にモデル全員で民族楽器を手に手に、バッカスを囲んで酒宴を繰り広げたかったのですが、今回はシンプルに、との主催側の意向もあり、この演出はカットとなりました。



この日のショーのアフターパーティとして、12/18に有月さんを囲み、民族楽器や創作楽器の演奏会を行います。
演奏といっても皆で勝手気ままに楽器をかき鳴らす、自由なセッション。
ショーの最後に出来なかった演出をやってやろう、という試みです。
有月さんが発明した馬蹄琴(馬の蹄鉄を楽器にしたもの)や、石琴、バラフォン、カリンバ、スリットドラム等お持ちの民族楽器、私のプサルテリ、など持参しますが、民族楽器や創作楽器の持ち寄り歓迎です。
また、有月さんに創作についてのお話も伺いたいと思っています。

ショーの演出について話し合っている時、円の完全対象性と螺旋の運動性の間の確執、といったお話が出ました。
有月さんはここ10年程、対数螺旋や数学、物理の魅力に取り付かれているのだそうです。
そして、ユングと物理学者のパウリとの共同研究について教えて下さいました。
私はシュタイナーやユングに非常に関心があり、著作を読み漁っているにも関わらず、ユングとパウリの関係を寡聞にして知らなかったのです。
シンクロニシティを心理的作用として提唱したユングに対し、パウリは物理現象としての解答を追究した、ということですが、彼が137という数字に持たせる象徴性だとか「パウリ効果」と呼ばれる近くにいるだけで実験装置を壊してしまうという伝説だとかを聞くと、甚だ興味深い人物に思われます。
シンクロニシティといえば、このイベントの会場がスパイラルホールだということも、不思議な符合に思えます。
そういえば十牛図にあるように東洋では円が神の如き完全性を表すのに対し、西洋ではプロビデンスの目が示すように、三角形が神の象徴である。
この辺りも蛇と牛との対比に似た、東洋と西洋の思想の差が現れていて、面白いではありませんか。

哲学について話せる人があまりいなくて、と仰っていた有月さんに、この日は存分にお話して頂きたいと思います。
**********
《哲学者の薔薇園》
at 四谷三丁目「喫茶茶会記

「螺旋楽奏会」

2017/12/18(月)
営業時間 15:00~23:00(22:00 L/O)
チャージ500円

イベント開始時間:18時頃

楽器演奏会
有月(UGETSU)トーク

総合芸術茶房 喫茶茶会記
〒160-0015 新宿区大京町2-4 1F
TEL 03-3351-7904

※地下鉄丸の内線「四谷三丁目」駅1番出口を出て右に向かい
ドトール、サンドラック、スーパーを過ぎた1つ目の路地に入る。
100mほど歩き、左側に骨組みのような4階建ての白い建物が現れたら
右路地に小さな看板「喫茶茶会記」が出ているので、その道へ入る。
つきあたりのマンション1階が入口です。
徒歩3分弱となります。

ランキング参加中。是非クリックお願いします!現在の順位も確認できます。



にほんブログ村