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Rosa†Antica(ロサ・アンティカ) - アンティーク・レトロ雑貨店店主、女優、人形作家、由良瓏砂のブログ

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07

24

21:39
Tue
2018

No.0180

アーティストとして生きていくということ

最近常に考えているのが、アーティストが生計を立てるにはどうすれば良いか、ということです。
日本ではアーティストというと主に美術家やミュージシャンを指しますが、私が考えるアーティストは画家、彫刻家、音楽家、写真家、文筆家、劇作家、俳優、舞踏家、等あらゆる芸術分野を含みます。
調べれば調べる程、どういう訳か日本ではこれらの専門家として生きていくことが極めて難しいと分かります。
例えばアメリカ等では、プロの芸術家が沢山存在していて、他の職業同様に芸術家になる為のハウツー本なども出版されているそうです。
一番大きな違いは、マーケットが形成されているかどうか、というところのようですが・・・。

私の父は日曜画家で、洋画家 佐々木壮六氏のアトリエで絵を学び、展覧会に出展したり、余暇には常にスケッチブックを持ち歩き、写生をしていました。
自然私も幼少時から絵に親しみ、幼稚園児の頃からクレヨンや色鉛筆、水彩まで使って絵を描いていました。
賞を取ったこともありますし、中学生位からは従兄の影響でCGに手を出したりもしました。
初めて油絵を描いたのは、高校の美術部の時。
私の通っていた高校は美術教育が盛んで、芸大を目指していた子も何人かいたのですが、私はそこまで本格的に絵を学んでいた訳ではないので、美大には進まず、和光大学の芸術学科に進学しました。
大学では針生一郎先生、松枝到先生のゼミで美学や文化人類学を学びつつ、白石昌夫先生・佐藤泰生先生の実技のゼミで油彩や版画、石膏、テラコッタ、FRPなどの素材を使った造形を学びました。

人形を創り始めたのは、天野可淡さんの人形写真集を見たのがきっかけでした。
創り始めてすぐグループ展で発表を行い、販売もするようになりましたが、それで生活して行こうとは思いもよりませんでした。
周囲には、人形作家をはじめとするアーティストの友人知人が多く、7割くらいは何かしらの創作活動に携わっているような環境ですが、それを生活手段にしている人は数%にも満たないかもしれません。
人形作家で言えば、相当名前の知られている作家でも主たる収入源は教室の運営、それ以外は他に仕事を持っている人がほとんどです。
プロで食べているアーティストなどでも常に困窮していたり、配偶者の収入に頼っていたり、アルバイトをしていたり・・・。
家賃収入があったり実家が裕福だったりというごく僅かな例外を除けば、制作を続ける為に苦労している人ばかり。

私が人形作家の木村龍氏の教室で講師をしていた頃、生徒さんで心を病んで生活保護を受けていた子がいました。
彼女には複雑な家庭事情があったようで、かつては弟を養う為に体を壊す程働き詰めだったようです。
私に「アーティストは生活保護を受けるのがお勧め」と言っていたのを思い出します。
才能溢れるアーティストだった彼女はしかし、若くして亡くなってしまいました。
生活保護を受ける他ないほどに心身を害するのが得策とは、決して言えないでしょう。

社会不適合者に向ける世間の目は冷たいですが、世の中にはアーティストになる以外にうまく生きる術を持たない人というのも存在するのです。
日本が絶望的な状況なのであれば、海外に出て行くのも一つの方法かも知れません。
しかし折角この国に暮らしているのだから、ここで何か出来ることがないか、その試みを示していければと思っております。



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07

18

23:54
Wed
2018

No.0179

罪の滴り

紅王国の舞台を初めて観たのは、2009年に上演された第拾弐召喚式「我が名はレギオン」でした。
それまでもチラシを見かける度、ずっと気になっていた劇団だったのです。
渋谷区短大生遺体切断事件から着想したその舞台は、衝撃でした。
今まで小劇場の演劇で見たことのないリアルが、そこにはありました。
主宰の野中さんを、共通の友人である雛涼子さんが紹介して下さったのはそれから何年経っていたのだったか。
初台ドアーズでの寺山修司関連イベントの時だったことは覚えています。
しかし、凄い劇団だ、と思った紅王国は、それ以降活動をしばらく停止していました。
今年2月、《哲学者の薔薇園》のお客様としていらした俳優の原田達也氏が、私の好きな安房直子さんの作品を上演するというので観に行きました。
そのメンバーの一人が、元紅王国の女優の原佳代子さんだったのです。
原さんから紅王国が毎週ワークショップを開催していると聞き、野中さんに連絡を取ってみました。
折しも8月公演の準備に取りかかり始めたところで、ワークショップ参加後、出演の依頼を頂きました。
野中さんとは神秘主義的、宗教的視点に私と非常に似通ったところがあると思っています。
そして紅王国の、泉鏡花にも比せられる幻想的な表現形態に被われた政治的・宗教的マイノリティを題材とした舞台は、現代社会への挑戦であると感じています。
古民家という限られたスペースでの上演です。早目のご予約をお勧め致します。
この舞台が現在、日本社会に蔓延している様々な問題を、自分のものとして考えるきっかけとなりますように。
***********
演劇実験室∴紅王国 第三次補完計画+白狐舎 第6回公演『罪の滴り』 

「零れた女」+「Cry」&ストーリーテラー
DRIPPING of SIN including Koboreta-Onna & Cry

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総合作・演出
野中友博(紅王国) & 三井快(白狐舎)

日程:2018年8月18日(土)~8月21日(火)

会場:東京おかっぱちゃんハウス (上石神井駅北口より徒歩6分)
 〒177-0044 東京都練馬区上石神井3-30-8
 03-6904-7606(受付10:00~20:00)

料金:前売り/3,200円 当日/3,500円

問合せ:080-9455-4321

1995年……阪神淡路大震災、地下鉄サリン事件、『新世紀エヴァンゲリオン』
……そして、2018年……

二つの『罪』の物語……『零れた女』(三井快/作・演出)と『Cry』(野中友博/作・演出)、
そして、二つの『罪』の物語を見つめる、余命半年を三億円で売る青年と、再び降臨する赤い服の女……
演劇実験室∴紅王国と、白狐舎、二つのカンパニー、二人の作・演出家が闇の深淵に迫ります!

出演
恩田眞美/松岡洋子/円谷奈々子/由良瓏砂/松岡規子/加藤敦洋/尾山道郎/佐藤駿平 

スタッフ

作・演出・サウンドデザイン:野中友博 & 三井快
音響協力:山口睦央
舞台監督:葛城啓史
制作:白井美佐子(白狐舎)・在倉恭子(紅王国)
制作補:塩澤和子

劇場は通常の劇場では無く、古民家を利用したギャラリーです。
お席に限りがございます。
事前の御予約をお願いいたします。

由良瓏砂 予約フォーム
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07

12

02:57
Thu
2018

No.0178

箱根遠足・後編 星の王子さまミュージアム

ドールハウス美術館を出て、いよいよ星の王子さまミュージアムへ。
着いた時にはもう16時半近くなっていました。
入口で集合写真を撮影。



皆さん星の王子さまと薔薇に因んで、青と赤を効かせたコーディネートでいらして下さってたようです。
赤薔薇背景ならベージュかな、と思って衣装を選んだのですが、私も青にすれば良かったな・・・。
アジサイの小径を通り抜け、ローズガーデンへ。

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星の王子さまに登場する赤薔薇に因んだローズフェア、とのことでしたが、時期的に大分減ってしまっていたかもしれません。
フランスの田舎町の教会前広場のような雰囲気のここでしばし撮影。

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女王様とアリスのようなちょびすけさん(左)と水鏡さん(右)

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こちらはうさぎと帽子屋?トーヤマルさん(左)と小松さん(右)

王さま通りと名付けられた建物の横を通り、展示ホール入口へ。

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向かってくる一同。お気に入りの一枚。

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フランスによくある石造りのアパルトマンが立ち並ぶ、素敵な雰囲気の場所でした。

ヨーロッパ風のインテリアならこちらをどうぞ↓



写真を撮っていたら、閉館時間間際の為スタッフの方に急かされたので、とりあえず建物内へ。

まずは映像ホールで、サン=テグジュペリや「星の王子さま」についての紹介映像を鑑賞します。
そしてサン=テグジュペリの生涯を追う形で、写真とジオラマで構成された展示室を見てゆきました。
テグジュペリの作品は「星の王子さま」しか読んだことがないのですが、彼の生き様を知り、他の作品もいずれ読んでみたいと思わされました。

閉館時間になったので建物を出て、お酒が飲めるメンバーはワインの試飲を、それ以外の人は撮影の続きを。

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花屋のウインドウ前で。

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食料品店のウインドウ前で。ポテトさん(左)とありしあさん(右)

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ワインを味わう柴田さん。

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サン=テグジュペリ教会をバックに、相方と。撮影:小松さん。

最後に駆け込んだお土産物屋さんで、「ゾウを吞みこんだウワバミ」のぬいぐるみを見つけるや否や、レジに持っていった相方がおかしかったです。

ミュージアムを出て、小田原のロイヤルホストで夕食をとることにし、ずっと同じメンバーというのも何なのでグーパーでグループ替えをし、車に乗り込みました。
お店でそれぞれの車ごとに精算をし、無事帰路につきました。
運転手の小松さん水鏡さん、本当にお疲れ様でした!途中結構寝てしまってごめんなさい!!
また箱根へも、他の場所へも遠足を企画したいと思っております。

カメラはリコーGXR(集合写真除く)
調整はトーンカーブで明度、色調、コントラストを多少いじったくらいです。
万年初心者です。ご容赦の程を。

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07

10

23:16
Tue
2018

No.0177

箱根遠足・前編 ドールハウス美術館

《哲学者の薔薇園》の営業中、サロン・ド・シャルーンのオーナー小松さんや常連のお客様たちと、よく「箱根 宮ノ下富士屋ホテルのラウンジでお茶をしたいですね」という話をしていました。
私の好きなガラスの森美術館(→こちら参照)や、まだ行ったことのないマイセン美術館なども行きたいと思っていました。
ところが宮ノ下の富士屋ホテルが、改装の為2020年まで休業ということになってしまったのです。
早く行けばよかった、と残念に思いながらも、どこかに遠出をしたいという気持ちは変わらず持ち続けていました。
新宿御苑の薔薇撮影会があまり時間が無く、もう少し撮りたかったと思っていたところ、小松さんが「星の王子さまミュージアムのローズフェア」というお誂え向きのイベントの情報を持ってきて下さいました。
ガラスの森の近くではありながら、星の王子さまミュージアムへはまだ行ったことがありません。
更に、箱根に新しく出来たドールハウス美術館があるというではありませんか。
そんなことで、箱根行きの計画が具体的に動き始めました。

参加人数10名程の見込みでしたので、車2台分に分乗することにして、集合場所をそれぞれ運転手に都合の良い、海老名駅前と田端駅前にし、待ち合わせを芦ノ湖畔の山のホテル別館「サロン・ド・テ ロザージュ」に決めました。
小松さんの車で出発した海老名組は、予定通りお昼頃にはロザージュに到着。



ところが水鏡さんの田端組は、渋滞にはまったりして大分遅れているとの連絡が。
仕方なく待ち合わせを星の王子さまミュージアムに変更することにし、我々はお昼を頂きました。

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セットドリンクの紅茶がポットサービスで3杯分程もあったので、のんびりお茶しながらくつろいでいるうちに、田端組も追いついて来たので、ドールハウス美術館で落ち合うことに変更。

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ドールハウス美術館は温室のような建物で、後で知ったのですが元フラワーセンターだったそうです。
やっと合流できた田端組と共に入館。
のっけから圧倒されたのは18世紀後半に作られた「ハスケルハウス」。
イギリス貴族のアーノルド・ハスケル卿が、ヴィヴィアン・グリーン・コレクションの為に供与したとのことで、内装は1920年代半ばのものだそうですが、3階建てのマンションに詰まった家具調度品は素晴らしいものでした。

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この美術館に収められたもう一つのコレクションが、モッツ・コレクション。
モッツ夫妻によるコレクションは集められたものだけでなく、モッツ家のメンバーにより制作されたものを多く含むそうで、精巧なドールハウスの家具や小物たちはいつまででも見飽きないものでした。

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モッツ夫妻が最初に住んだ、アイオワ州の家「デモイン・バンガロー」

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モッツ夫妻の店「モッツ雑貨店」。圧巻!

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メトロポリタン・ミュージアムをもじった「モトロポリタン・ミュージアム」

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テーマごとに仕切られた展示ブースも。こちらはベビー・ルーム。
(続く)



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07

06

01:45
Fri
2018

No.0176

アネモネ独奏会『海』

今年ももう半分を過ぎてしまったのですね。
あまりの早さに、なかなか頭がついて行けません。
時間出来たらあれもこれもやりたい、というあれもこれもが、どんどん積み重なって行きます・・・。

とはいえ先日とうとう、念願の箱根遠足に行ってきました。
近々レポート書きたいと思っております。

さて、今月の喫茶茶会記でのイベントですが、お友達の歌姫バニラさんの唄うたいユニット「アネモネ」さんにご出演をお願いしました。
しっとりとした彼らの演奏は夜の質感を大事にする喫茶茶会記の空間にぴったりだと思うのです。
私は茶会記での営業時、衣装はモノクロと決めているのですが、アネモネさんも、いつもアーティスト写真の撮影を行なっている寫眞館ゼラチンさんの写真と同じく、モノクロームの印象です。
アネモネさんのファンの方はもちろん、まだ未聴の方も、是非その音楽に触れにいらして下さいませ。
尚、8月の第3月曜は瓏砂が舞台本番の為、初の臨時休業となります。何卒ご容赦下さいませ。

自宅で簡単発声練習「ビューティーボイストレーナー」
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《哲学者の薔薇園》
at 四谷三丁目「喫茶茶会記

「アネモネ独奏会『海』」

2018/7/16(月・祝)
営業時間 15:00~23:00(22:00 L/O)チャージ500円



アネモネライブ

開場18時 開演18時半
料金:前売2500円/当日2800円

pf.えびさわなおき。

ご予約:anexmonex★http://yahoo.co.jp
(★→@ 件名:0716予約でお名前、枚数、ご連絡先をお送り下さい)

総合芸術茶房 喫茶茶会記
〒160-0015 新宿区大京町2-4 1F
TEL 03-3351-7904

※地下鉄丸の内線「四谷三丁目」駅1番出口を出て右に向かい
ドトール、サンドラック、スーパーを過ぎた1つ目の路地に入る。
100mほど歩き、左側に骨組みのような4階建ての白い建物が現れたら
右路地に小さな看板「喫茶茶会記」が出ているので、その道へ入る。
つきあたりのマンション1階が入口です。
徒歩3分弱となります。

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